NHK英語ビジネスワールド「工場を案内する」を見て

いつも違和感を感じるのだが、この講座の一番の問題は、

1.言葉、2.文化の違い、3.ビジネスの基礎がなっていない

という3つの問題をごちゃまぜにしていることだと思う。


「工場を案内するのに、工場の歴史などを細かく説明するが、これは時間の無駄」
「社外秘の情報に関する質問に答えてしまう」

これらは言葉も文化も関係ない。こんな内容をいちいち説明されると、これは語学講座なのか、ビジネスにまったく縁のない人のためのビジネス入門講座なのかわからなくなってしまう。

しかも「日本人だったら遠慮して社外秘でありそうな質問はしないが、ガイジンはダメモトでしてくる」という趣旨の解説。まずこの先生は実際にビジネスの現場に出たことがあるのか疑問に思ってしまう。もしかしてもらえるかもしれない回答かつそれが必要な情報なら質問するのはビジネスマンとして当然のことではないだろうか。単なる言い方の問題だ。しかもガイジンは日本人と違ってずうずうしい、とでも言いたげだが、こういった日本人はこうするがガイジンはこうする、という決め付けを平気でしていることが怖い。ガイジンだっていろんな国のひとがいるし、ひとりひとり性格だってあるのだ。


「社外秘の情報に関する質問に答えてしまう」ことをポイントにするのではなく、
「社外秘の情報に関する質問にうまく対応する英語」を重点とするのが筋ではないだろうか。
一応、番組でも対応するときの英語、は紹介している。

が、修正バージョンでは、

"I need to check to see whether we are allowed to disclose these figures"
と一人がこたえると、もう一人が、
"Actually, that's confidential."
とばっさり。
しーん。と気まずい空気がながれて、質問者が、
"Alright."
と答える、という、あまり手本になってないものだった。

2人目のひと、もうちょっと、I am afraidとかなんとかいったほうがよかったのではと思う。とりつくしまもない、という感じの口調もあるのだろうけど。
[PR]
by mochablossom | 2004-03-21 12:31 | 英語
<< 日本語はムズカシイ。 きれいな発音と外国語をはじめる年齢 >>